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家づくりブログvol.20【講演をしてきました。】

先日、お休みをいただいて遊びに…ではなくある講演をさせていただきに行ってきました。

その講演というのがミライの住宅10周年記念大会での講演。

ミライの住宅とは岐阜県の鳳建設の森さんと林さんからなる一般社団法人で住宅空調のことを学んでいくと必ずと言っていいほど行き着く方たちです。

というのも工務店や設計事務所の方たちに向けてその都度ある県を拠点として「住宅空調設計講座」という講座を毎年開いていて、

この講座、その名の通り住宅の空調を学ぶ講座で2週に1回、全10回行われ、その度に頭がパンクしそうになる内容の濃い宿題があったり、10回目には自分たちの実物件で空調設計を行い合格できれば最後に修了証がいただけるという講座です。こういう講座って案外甘そうに思えますがそんなことはなく、内容次第ではしっかり不合格にもなったりします。

 

私もずっとこの講座を受けたいと考えていて、ただ北陸での開催はありませんでしたのでもう我慢ならず第6期(2023年)の大阪での講座に参加しました。(現在は20期以上されています)

定員15人の少人数制なのですがYouTubeやネット上で見たことある人たちばかりで大変緊張しました。

通常業務をしつつ、毎回の宿題に追われる日々は非常に大変でしたが、憧れのお2人から学べることが楽しくてたまりませんでした。

結果なんとか修了証をいただくことができました。

(会社名は以前勤めていた会社なのでモザイクしております。実際は講座の費用、旅費(10回の内1回は島根県)は全て自腹でしたので個人で参加したようなものですが…)

さらに毎回の講座で1人最優秀賞(私の回は2人)をいただけるのですがまさかその最優秀賞にも選んでいただけました。

この結果が今回のミライの住宅10周年記念大会の講演へと繋がります。

ある日、ミライの住宅の林さんよりミライの住宅10周年記念を行うので講演をと依頼を受けました。

なぜ自分?と思ったのですが、一応最優秀賞を獲得した際、当時最年少だったということで非常に恐れ多いですが最年少の最優秀賞ということで講演をすることとなりました。

ありがたく非常に嬉しいお話しで簡単に引き受けてしまいました…

 

日中実務をし、帰宅してから講演用の資料の作成はなかなか堪えましたが当日の朝3時までかかり何とか完成しました。

10周年記念大会は愛知県の明治村内にある建物にて行われました。

講演の1週間くらい前にタイムスケジュールをいただいたのですが非常にしびれました。。

総勢約60名ほどの名立たる方たちが参加するということで私以外の演者の方は普通なかなかお会いすることのできない方だったり、参加者の方たちも私がYouTubeやネット上で勝手に勉強させていただいているような会社さんばかりでその方たちに講演するのは今までに感じたことのない不思議な感覚でした。

スクリーンの前で話しているのが隅です。

本当に貴重な体験をさせていただきました。

講演の内容は「建ったあとの家の実測」であったり、「家の空調計画を成り立たせるためにこんなことをしました」などをお話しさせていただきました。

 

この講座を受け、実際に空調計画をしてみると床下エアコンや小屋裏エアコン採用時に空調計画、計算せずに簡単に暖かくなります!涼しくなります!がいかに恐ろしいことを言っているのか分かります。。

例えば小屋裏エアコンで考えてみてもただエアコンの容量だけを考えれば良いわけではなく

・日射がどれだけ入ってくるのか?

・人の人数や家電の熱量はどれだけか?

・夏場エアコンは除湿をしてもらう必要があるので湿気を持った空気がエアコンまで戻ってくるのか?

・その地域のどの温湿度で計画するか?

・個室に冷気を分配するならその部屋の冷房負荷はどれだけか?何℃何㎥の空気を送れば良いか?

・小屋裏がかなり冷えるので壁体内結露が起こらないか?

など考えなくてはいけないことがたくさんあります。

 

そのためにある一例ですが下記のようなことを考えたりします。

詳しい説明は省きますが2階ホールにエアコンを設置して1階を冷やすための計画であったり

2階のホールが冷える→寝室の空気をロフトを通してエアコンに循環ファンでリターンさせる→寝室が負圧になる→2階ホールから冷気を引っ張る→寝室が冷える計画であったり

文字で書くと簡単ですがここに行きつくまでにそれぞれ空気の動く流量なども計算、考えなくてはいけません。

 

空調1つをとっても上記に壁体内結露が起こらないかと書いたように、空調だけを考えれば良いわけではなくて実は断熱、構造、気密、デザイン(屋根の形など)まですべてが関係してきます。

床下エアコンや小屋裏エアコン、全館空調、熱交換換気など魅力的なものがたくさんありますがただ「できます!大丈夫です!」の言葉に踊らされないように、根拠をもって採用して欲しいですし、住んだ後に後悔してほしくないのでなるべく根拠をもって提案していきたいと考えております。

 

今回は家づくりブログ…ではなくあまり家づくりの参考にはならないかもしれませんがこんなこともしているよと思っていただけますと幸いです。

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